何回も見てしまうYouTube動画があります。今回はそれを紹介したいと思います。
ミスディレクションを扱った動画です。
「Misdirection(ミスディレクション)」
意図的に相手の注意力をそらすテクニックと言えようか。引き付けておいてから、実際には違う方向に導きます。
映画や小説が好きなら「ミスリード」という言葉を聞いたことがあるかも知れません「ミスリード」もミスディレクションの一種と言えます。
そして、キミは「Apollo Robbins(アポロ・ロビンス)」を知っているか?
以下はアポロさんと呼びます。
アポロさん、スリの達人です。
自称で「Gentleman thief(ジェントルマン・シーフ)」=紳士な泥棒
って言ってます。
アポロさんはその技術、能力を生かして、人々にアドバイスするセキュリティコンサルタントでもあります。もうミスディレクションのプロ中のプロです。
名前を轟かしたのは、とある事件。なんとアポロさんは、本当の大統領の護衛であるシークレットサービスから、スリました。ジミー・カーター元大統領付きのシークレットサービスから、日程表と車の鍵を盗みました。ただ、この宣伝効果は絶大でした。
今では、アポロさんは、詐欺や盗難事件でアドバイスを求められる存在です。専門家として活動しています。その活動の中には、映画やドラマなどで、役者にスリの演技指導をすることもあります。
そんな、アポロさんのスピーチが面白いので紹介します。
YouTubeの設定で字幕をOnにすると日本語字幕付きで視聴できます。
それでは、どうぞ。
どうでしたか?初めて見た時は、衝撃でした。
一般的にミスディレクションには、身体的、時間的、心理的、3つに分類される言われます。そして、見事に全てを駆使しています。
身体的というと、音やライト、ボディタッチ、動く物などに視覚や聴覚などを注目させます。人間は動いてる物に反応してしまいがちです。
時間的というと人の記憶とは時間と共に曖昧になるものです。今日一日朝からこの記事に辿りつくまでの記憶をたどれますか?
手順を正確に言えますか?慣れた動作などは得に覚えていないものです。
心理的とは、その人の持つ思い込みや常識、そして先入観を利用することです。それでは、「最初はグー!」
この偉大な人が生み出した「最初はグー!」と聞いて、この後、何をして、どういうことをするか想像しましたか?
頭の中で、グー・チョキ・パーを想像してしまいましたか?そんな感じです。
こんな私の説明なんか遥かに陳腐に感じる程、アポロさんは、このミスディレクションを優雅に操ってます。アポロさんの手にかかると、人のジャケットやズボンのポケットから財布や小物、体に直接身に付けている時計などが行ったり来たり、それでいて、余裕のあるその魅せ方はユーモアがあって、面白い。
お喋りも上手。匠な話術。もう「芸術」と評されています。
このミスディレクション、マジックや手品ではよく使われるテクニックであります。
マジシャンはこのテクニックを多用しています。「そっちに集中させておいて、実はこっち」みたいな。「こっちと思わせといて、実はそっち」「右と思わせてからの左と思わせての下、しかし、まさかの上から」みたいな。素人なので、私が想像できるのはここまでです。
そして、マジシャンだけでなく、実は、日常生活でこのテクニックを使う人も多いです。気を付けて下さい。世渡り上手な人が意識して使ってる場合もあれば、生まれ持った天性で無意識に使う人もいます。天然と言えます。自分が周りにミスディレクションをしてるとは本人は気付かずに。周りはその術にハマります。お気を付け下さい。もう私は、何度人生でミスディレクションられただろうか。 そして、日常生活のミスディレクションを意識してみると面白いですよ!
このブログは映画ブログなので、あえてマジックで有名な超大作映画を挙げるとすると「Now You See Me(邦題グランド・イリュージョン)」が有名だと思います。
正義の犯罪集団の物語です。
正義の犯罪集団「フォー・ホースメン」と呼ばれるマジシャン集団。
その「フォー・ホースメン」が悪党によって不正に巻き上がられた金や財宝をイリュージョンによって、巻き上げ、市民に還元すると言う活躍を描いた作品。
そのストーリーには、映画内の観客はもちろんのこと、映画を見ている我々まで、欺かれます。主演は「Jesse Eisenberg(ジェシー・アイゼンバーグ)」早口言葉を話させたら右に出る者はなしの役者。言葉巧みに人を操るマジシャン役がとても似合ってます。必見です。
そして、もう一つあげるなら「Focus(フォーカス)」
これは、純粋に犯罪集団の物語です。
主演は、「Will Smith(ウィル・スミス)」なんと、この映画アポロさんが技術指導スタッフとして参加しています。さりげなく出演もしています。そして、主演のウィル・スミスはそのテクニックを映画で見事に使いこなしています。「グランド・イリュージョン」も面白い映画でストーリーにミスディレクション 「ミスリード」が多様されています。ただ、マジックの面では、何でもアリ過ぎる 笑 壮大であり得ないマジックが多いです。マジシャンに憧れる映画。そこも面白いですが、リアルさを求めるなら「Focus(フォーカス)」にも手を伸ばして見て欲しいです。
映画「フォーカス」
ウィル・スミスが凄腕詐欺師に扮し。映画内は視聴する我々も巻き込んでの壮大な騙し合いが繰り広げられます。あと、このスリの匠のアポロさんが演出した巧妙な手捌き、テクニック、スリ仲間達との連携プレイは必見です。ただ、この映画の登場人物に憧れるのは技術面だけに留めておいて下さいね。
犯罪集団の物語と書きましたが、この映画「Crime Comedy Drama(クライム・コメディ・ドラマ)」=犯罪コメディドラマと評されてます。
ガチガチの犯罪映画では、ないです。そこは、さすがのウィル・スミス。時にはコミカルな、コメディタッチで描いてあって、エンターテインメント性ありの楽しめる作品です。ヒロイン役のオーストラリア出身の女優「Margot Robbie(マーゴット・ロビー)」も良い!ウィル・スミスとマーゴット・ロビーのやり取りずっと見ていたくなります。
そして、タイトルに漫画黒子のバスケと書きましたが、バスケット界のミスディレクションの動画を紹介します。
黒子のバスケは、日本を代表するバスケットボール漫画です。
主人公の黒子テツヤはミスディレクションの使い手です。身体能力は、周りと比べると引けをとりますが、自分の特技のミスディレクションを駆使して、チームを勝利へと導いていきます。
「ミスディレクション」というこの言葉を広めたのは、この漫画だと思う。
偉大な漫画。
そして、そんなミスディレクションを駆使して、チームを勝利へと導いていく人がバスケットボール界の頂点のリーグ、NBAにも実在していました。
もう引退しているのですが、凄まじい活躍をしました。そして、まさに黒子テツヤ。
その漢の名は「Manu Ginobili(マヌ・ジノビリ)」
それでは、黒子のバスケファンによる
「ジノビリ✖️黒子」の動画が上がっていたので、そちらを紹介して締めたいと思います。
そこにパスを出すと思わせておいて、全然違うところにパスを出します。相手が翻弄されまくってます。ジノビリのプレー動画は、何回も見たくなります。
ジノビリ動画もう一本
PS
このブログはミスディレクションブログかも知れないです。
追加:日本語字幕版が上がっていたのでそれも貼り付けておきます。